神奈川県平塚市の湘南きゅうり園(旧・城島農園)の吉川貴博(ヨシカワタカヒロ)さんの伝統きゅうり・相模半白節成(サガミハンジロフシナリ)が鉄腕ダッシュに登場。

種や苗も販売しているそうですね。この幻のきゅうりの通販や値段、評価や口コミについて調べてみました。

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相模半白節成とは

相模半白節成とは、昭和4年に品種改良により生まれたきゅうりの名前で、神奈川県の伝統野菜です。

「さがみはんじろふしなり」と読みます。歌舞伎の演目みたいな響きで、名前からも伝統を感じますね。

すぐに分かる特徴としては、名前のとおり、実の半分が白いことが挙げられます。

また、相模半白節成は、肉質がしっかりしており、きゅうり特有の青臭さもなく、食味に優れた品種として知られています。

そのような優れた特性を持っていたため、昭和30年代までは平塚を中心に関東各地で多く栽培されていました。

しかし、病気に弱く、収量も少ないという弱点のため、次第に生産されなくなっていき、廃れていきました。

そんな相模半白節成の救世主となったのが、平塚市の農家・吉川貴博さんでした。

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吉川貴博さんは、代々きゅうりを生産している湘南きゅうり園(旧・城島農園)の跡取り息子で、農業をはじめて7年目の若手農家です。

吉川貴博さんは1984年生まれで、東京農業大学に進学し、卒業後は一般企業に勤務しますが、次第に家を継ぎたいという気持ちが強くなり、かながわ農業アカデミーの就農研修に参加します。

そして、相模半白節成の復活を目指して、大学で学んだ知識、最先端の技術を駆使して実験的に栽培を始めます。

試行錯誤の末、見事、相模半白節成の生産ノウハウを確立させ、半世紀ぶりに復活させることに成功します。

一応の成功は見ましたが、相模半白節成はもともと病気に弱い品種なので、以後も畑の土壌や温度管理、病害対策など、研究に余念のない日々を送っているとのことです。

なお、吉川貴博さんは相模半白節成以外にも、ピクルス用の「ガーキン」やイボのない「フリーダ」、うぐいす色の「うぐいす」など、珍しいきゅうりの品種をいくつも栽培しています。

きゅうりなんてどれも同じだろう、と思ってしまいそうですが、こんなツイートがあります。

どういう風に違うのか、とても興味深いですよね。

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