芥川賞作家の荻野アンナさんは、20年もの間、父親、母親、パートナーを介護する生活を送ってきました。

うつや癌を患いながらの壮絶な介護生活を送った荻野アンナさんの現在、結婚や介護、経歴などwikiプロフィールについて調べてみました。

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荻野アンナさんのプロフィール

名前:荻野アンナ(おぎの あんな)
出身地:神奈川県横浜市中区
生年月日:1956年11月7日
年齢:60歳(執筆時)
学歴:フェリス女学院高等学校、慶應義塾大学文学部仏文科卒業、慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程退学

荻野アンナさんは1956年神奈川県横浜市生まれ。

父親はアメリカ人、母親は日本人の画家で、岡本太郎画伯らと交流がありました。

出生名は「アンナ・ガイヤール」でしたが、小学生の時に日本に帰化します。

慶應義塾大学の仏文科に進学し、卒業後はフランス政府給費留学生としてパリ第4大学へ留学し、ラブレーを研究。

同大学院文学研究科博士課程を退学後、同大商学部助手、文学部仏文科助教授を経て、2002年に文学部文学系仏文学専攻教授に就任、現在に至ります。

小説家としては、1991年に『背負い水』で芥川賞を受賞し、2002年『ホラ吹きアンリの冒険』で読売文学賞を受賞。

さらに、2008年、『蟹と彼と私』で伊藤整文学賞を受賞しています。

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荻野アンナさんの旦那は事実婚?

荻野アンナさんは結婚はしていません。

しかし、文芸誌「すばる」編集長だった片柳治さんという男性と事実婚の間柄にありました。

親から反対されたため、片柳治さんもあえて反対を押し切ることもせず、結局結婚に到らなかったのだそうです。

後に片柳治さんは食道がんを患い、入院し、荻野アンナさんの看病生活が始まります。

そのとき、荻野アンナさんは病院のカルテに「内縁の妻」と書かれてしまったのだそうです。

片柳治さんは治療のかいなく、2005年6月16日に55歳の若さで亡くなっています。

なお、荻野アンナさんは、片柳治さんの闘病を支えてきた日々を「すばる」に連載しており、のちに『蟹と彼と私』として出版されています。

「蟹」というのは癌(英語のcancerは蟹の意)で、「彼」というのが片柳治さんのことです。

なお、この作品中では、片柳治さんは「パタさん」という名前で出ています。

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