世界遺産・高野山の魅力を世界に発信し、高野山で最も有名な僧侶と言われるクルト厳蔵(ゲンゾウ)さんとは、どのような人なのでしょうか?

結婚や妻、経歴などwikiプロフィール、また無量光院の宿泊予約などについて調べてみました。

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クルト厳蔵さんのプロフィール

名前:クルト厳蔵(くると げんぞう)
本名:クルト・キュブリ
出身地:スイス・チューリヒ
生年月日:1950年
年齢:67歳(執筆時)
現職:僧侶(高野山・無量光院)

クルト厳蔵さんはスイスのチューリヒ出身。

イタリアの美術大学を卒業後、銀行家やビジネスマン、現代芸術のアーティストや写真家など、さまざまな職業を転々とします。

クルト厳蔵さんは、母国のスイスでは本当の意味で気持ちが休まることはなく、また母国に対しても特別な愛情を持っていなかったといいます。

そして、幼少の頃より仏教に興味のあったクルト厳蔵さんは、1981年にスピリチュアルの研究のために高野山に訪れると、高野山の自然美や仏教文化に魅了されます。

クルト厳蔵さんは日本人女性と結婚しますが、奥さんの親族の伝手によって仏門に入り、1997年、47歳のときに高野山の無量光院の修行僧となります。

以来20年間、得度して役僧として働くかたわら、日英仏独伊の5ヶ国語を自在に操りながら、高野山を訪れる外国人観光客の案内役を務め、高野山の曼荼羅や仏像、ふすま絵などを解説し、その魅力を発信し続けています。

また、外国人観光客向けに高野山の主要寺院を紹介する本の出版の準備をしたりなど、多忙な日々を送っています。

なお、国際親善大使にならないかという声が何度もかかっているそうですが、ずっと断り続けているのだとか。

「そんな肩書はいらない。クレイジー坊主とでも呼んでくれれば十分だ」

と語っています。

そんなクルト厳蔵さんは、僧侶にして結婚しており、また時には行きつけのバーでビールや熱燗を空けたりすることもあるそうです。

クルト厳蔵さんによると、高野山の僧侶は孤高の隠遁生活を義務付けられているわけではないのだそうです。

高野山といえば、弘法大師空海の開いた古刹として知られており、とてもストイックなイメージがありましたが、意外ですね。

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クルト厳蔵さんの結婚、妻

クルト厳蔵さんは結婚しており、奥さんは7歳年上の光子さんという女性です。

クルト厳蔵さんが通っていたイタリアの美術大学で知り合ったのだそうです。

クルト厳蔵さんは光子さんの親族の伝手で仏門に入ったとのことですので、親族に僧侶の方がいるということなのでしょうかね。

以前、クルト厳蔵さんが仏教研究のためにラオスのルアンパバーンを訪れたとき、現地での新校舎の整備に協力を求められたということがありました。

そして、クルト厳蔵さんと光子さんは協力して、日本やスイスの知人らに募金を呼びかけ、1000万円を超える資金を集めることに成功します。

そして、5つの教室やインターネットも可能なコンピューター室などを備えた校舎が建設されました。

クルト厳蔵さんの無量光院

クルト厳蔵さんの住んでいる無量光院では、観光客の宿泊を受け付けており、精進料理をいただくこともできます。

住所:和歌山県伊都郡高野町高野山611

なお、予約ですが、直接電話かFAX、または専用フォームから受け付けているとのことです。

詳しくはこちらのページを御覧ください。

以上、クルト厳蔵さんについてでした!