美術家・篠田桃紅さんと言えば、日野原重明さんとの100歳超え同士のスイッチインタビューが話題になりましたが、どのような方なのでしょうか?また、その作品は?

結婚や病気の噂、作品の展覧会や販売価格、値段や通販について、経歴などwikiプロフィールとともに調べてみました。

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篠田桃紅さんのプロフィール

名前:篠田桃紅(しのだ とうこう)
本名:篠田満洲子
出身地:関東州大連、本籍地は岐阜県
生年月日:1913年3月28日
年齢:104歳(執筆時)
現職:美術家

篠田桃紅さんは1913年に、当時日本の租借地だった中国大陸の関東州大連に生まれます。

5歳頃から父親に書の手ほどきを受けた後は、女学校時代を除いては、ほとんど独学で書を学びます。

女学校卒業後、1935年から書道を教え始め、そのかたわら創作活動も続けます。

書の領域にとどまらない、前衛的、抽象的な画風は、1956年の渡米後、抽象表現主義絵画に触れる中でさらに磨きがかかり、文字の決まり事を離れた新しい墨の造形である「墨象」(=水墨の抽象画)の作風を確立。

その作品は高く評価され、国内外を問わず、個展を多数開催。

また、

  • 国立代々木競技場のために壁画を制作
  • 京王プラザホテルのために屏風とリトグラフを制作
  • ワシントン駐米日本大使公邸のために壁画を制作
  • 皇室専用の新型車両の内装壁画を制作

など、様々な施設に多数作品を提供しています。

また、2015年に『一〇三歳になってわかったこと』を出版。45万部を超えるベストセラーになりました。

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篠田桃紅さんの結婚、家族は?

篠田桃紅さんの結婚についてですが、どうやら生涯独身を貫かれているようですね。

篠田桃紅さんの時代は、「適齢期」の女性はお嫁に行くのが当然だとされており、篠田桃紅さんも親から結婚するようにかなりしつこく言われたのだそうです。

しかし、「年頃だから」という理由だけで嫁いで行った周囲の女性たちが、結婚後まもなく戦争未亡人になり、悔いを残す人生を送ることになってしまったのを見て、

「自分は年齢で何かを決めて行動するなど、自分の人生を枠にはめるような真似はせず、自分の生きたいように生きよう」と思ったのだそうです。

「人と違う生き方は、それなりにしんどいぞ。何が起きても誰のせいにも出来ないからね。」

は、ジブリアニメ『耳をすませば』のセリフですが、篠田桃紅さんは、そういったこともすべて覚悟の上で、自由な生き方を貫いてきました。

結婚もせず、子供もいませんが、ベストセラーとなった著書『一〇三歳になってわかったこと』の副題のとおり「人生は一人でも面白い」と、自分の生き方には満足しているようです。

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